こんにちは。鈴木です。今回は自身の就活について書きます。当たり前ですが、えげつないくらいの自分語りがメインです。後輩の皆がこれを読んで少しでも反面教師として就活の参考にしてくれたら幸いです。
※今回の記事はものすごく長いです!あとネタ要素もありません。それでも良ければ読んでやって下さい。
【現状】
5月末に内々定を貰い、就活を終える。4社受けた内3社1次試験で落ちたのでもう今の内定先に行くしか選択肢がなかった。内定先企業を以下Qと表記。
【スペック】
九州大学文系学部4年生。ポケモンサークルの代表をやっていた経験あり。
資格は英検2級と普通自動車免許(ザコい)
【所持アイテム】
スーツ2着、靴2足、シャツ5着、就活用カバン、腕時計、就活手帳(学務で貰える)
【就活の始まり】
私は3年生の夏に幾つかのインターンに応募することから就活を始めた。
就活を始めるにあたり重要なのが、自分がどういった会社で働きたいのかということだ。所謂『軸』というやつだ。例えばだが、勤務地・給料・福利厚生・仕事内容など、人によって軸は全然異なると思う。
私の場合、国内でも国外でも良いのでとにかく自分が名前を知っている企業で働きたかった。理由として、あれこれ企業研究をするのが面倒だったのと、どうせ文系のやる仕事なんて似たり寄ったりだと思っていたからだ。また、生涯独身の予定を立てているため、将来1人でみじめな生活をしないように少しでも多くの給料を得て安定感のある会社で働きたかったからだ。
ワンポイントアドバイス
・一生が決まるので企業のホームページを見るなりして最低限の研究はしよう!
・わりと会社によってやることが違う(当たり前)
【3年夏インターン】
主に夏と冬にある職場体験イベント。
インターンはとにかく凄い!企業の1次試験(書類選考)が免除されたり、インターンで良い結果を残すとそのまま内定まで進める企業もある。実際に私の大学の友人も何人か即内定を貰っていた。また、実際に自分が働いてみることでその仕事が自分に合っているか合っていないかも分かると思うし、とりあえず参加して損はないと思う最高のイベントである。全国の企業がインターンを開催しているため、旅行感覚で参加するのもあり。旅費や給料が出るインターンも少なくはない。
私は就活サイト『リクナビ』を利用し、とにかく目に留まった企業にエントリーしまくった。最終的に損保ジャパンとJTBとタカラトミーに絞ってES(エントリーシート)を提出した。結果として、損保は合格(面接なし)、JTBは1次試験合格(webテスト)2次試験落ち(集団面接)、タカラトミーは1次試験落ちというものだった。
インターンを受けるためには基本的に、ES提出+SPI(webテスト)→面接を通過しなければならない。絶対に就活本番の糧になる。
ESでは必ず自分が学生時代に頑張ったことを書くことになる。特別な事じゃなくて良いので、自分のアピールポイントを普段から考えておくと良いかもしれない。自身の個性を絡めて自己アピールしよう。自分の力だけで書こうとすると割と穴が多くなるため、社会人の先輩や周りの友人に添削してもらうと良いだろう。
SPIは就活本番でも解くことになる。中学生レベルの国語と数学の問題なのでさして難しくはないが、それなりに量が多く、解答時間も短いので良い練習かつ良い経験になると思う。問題の正答率や解くスピードによって次の問題の難易度が変わると聞く。焦らずに取り組むことが肝心。また、学力診断の後に性格診断があるが、正直に答え過ぎても厳しいと思うので注意が必要。
面接も最初は自分の力だけでは厳しいと思う。就活仲間と面接の練習をしたり、自分が言おうと思っていることを録音して聞いてみると良い。個人面接や集団面接があるため、面接の種類によって注意が必要。
ESの書き方も結局最後まで良く分からないままだったし、面接も何を喋れば良かったか分からなかった。もう少しエントリーして練習しておいた方が自分のためだったかと思った。流石に3日間しかないインターン1回ではあまり学べることもなかった。ただ、インターンで知り合った就活仲間は出来たし、仕事の概要もある程度は理解できた。働くとはどういうことかを漠然と知ったつもりになった。
【3年冬インターン】
夏に受けたインターンのおかげで世の中を知った気になっていたため受けなかった。周りの皆は夏と冬合計で平均して3つくらいのインターンを受けていた。
【就活解禁1か月前】
3年2月。この頃から一応バイトは休んだ。就活の攻略本(SPI対策・ES対策・面接対策)を購入。買って満足して結局読むことはなかった。ちなみに、攻略本は買う必要ない。当たり前の事しか書いておらず、気休めになる程度。立ち読みで十分。もしくはBOOKOFFなどで安く買うべし。1、2年前の本でも内容は全然変わっていないからだ。
損保に受かった学部の先輩に会い、就活のイロハを聞いた。ちなみに明日飲みに行く。
【就活解禁】
周りが殆ど公務員を目指すか、院進か留年の奴らだったため、単身で就活に臨んだ。とても辛かったのを今でも覚えている。結局夏から就活のために何もしていなかった。
3月のスケジュール(何も書いてない日は家でダラダラしてました)
3/1
1~6日まで大学で企業説明会が開かれており、参加した。送迎バスに乗り、「このバスが事故って8割くらいライバルが消えないかな」とか考えた。性格が歪み始めたのを感じ取った。
説明会では最大6社までの説明を聞けるが、abemaTVで朝まで麻雀番組を観ていたため2社だけ聞いて食堂で寝た。程なくしてMe(面白いポケモン勢)のカラオケキャスが始まったため完全に説明会から抜け出した。
ワンポイントアドバイス
Meのキャスは閉じよう!
3/2~6
サボる
3/7~12
リクナビで適当に10~15社ほど企業にエントリーした(結局4社しかESを送らなかった)
損保のイベントに参加しようとしたが、いつもの癖でリュックを背負っていることに気付き(大切なアイテムは全て就活カバン)、それでもなお向かおうとするも逆方向の電車に乗ってしまい萎えて帰る。
ワンポイントアドバイス
最低でも20社にESを出そう!
キャンセルの電話はキチンと入れよう!
3/13
翌日の損保の説明会に行こうとしたら、募集締め切りが過ぎていた
3/16
損保の女性用説明会を間違えて予約してしまいキャンセル。第一志望の集英社の募集締め切りが2月だったことを知り絶望した。
3/17
トヨタ自動車の個別説明会に行く。隣の席にいた同じ大学の知らん奴を捕まえて飲みに行った。「周りの奴らが肉人形にしか見えないので面接は余裕。いざとなれば親戚のコネでいい感じの会社に入れる」と言われたときは帰ろうかと思ったけど、相手は就活のプロだったため適度におだてながら就活の全ての情報を聞き出した。
3/19
損保の説明会に行く。第1志望になる。
3/21
就活が嫌すぎてポーカーのプロを目指す
3/22
ポーカーのアプリで負けに負け、プロを諦める
3/24
証明写真を写真館に撮りに行く。徹夜で行ったためゾンビみたいな写真ができあがった。
3/29
Qから早くESを出せと急かされる。翌日締め切りのトヨタのSPIを受けるためにテストセンターの予約をしようとしたが、天神会場が埋まっていて泣きそうになる。赤坂会場が空いていて安堵した。締め切り数分前にトヨタのESを出した。出来は最悪。
3/30
トヨタのSPIを受けた。出来は微妙。
3/31
トヨタ社員と面談。就活の進捗を話し、色々と相談した。モチベーションがかなり上がった。
ここまでで3月の記録は終わりだが、正直言って反省点しかない。3月末になるともうどこも大体募集締め切りしており、立つ瀬が無かった。もう少し真剣に取り組めば良かった。
4月のスケジュール
4月からは大学が始まった。就活以外に余計なリソースを割くのは愚かでしかないため、大学には行かないことにした。
4/1
QにESを出した
4/3
歴史的な酷い日。日清のES締め切り日。昼頃に起きててんぷらを食べる。そのまま髪を切りに行き、服を買いに行った。その足で温泉に向かい3時間ほど浸かり、日清のことを思い出してラーメンを食べに行き、疲れて寝た。当然ESは書いてない。
4/4
天罰が下り、損保の1次試験に落ちたとメールが届く。暗黒期が始まる。
4/5~8
オタクは肛門が弱い。この期間の内のいつかから血便が出始める。家で療養した。損保の座談会の予約をしていた日だったが、血便オタクが座れる椅子は無い。落とされているので当然サボる。この頃から麻雀のプロになることを意識し始める。
4/9
HUNTER×HUNTERに登場する陰獣の蛭(ヒル)のモノマネを家でやっていたら1日が終わった。この頃から自身のあり方について疑問を抱くようになる。
4/11
フォロワーの就活勢と飲んだ。皆頑張っていて自分が情けなくなった。
4/15
トヨタの2回目の面談。就活の進捗を訊ねられ、はっきりと「寝ていたら10日以上が経過してしまった」と述べたら激怒された。
4/17
休学か院進を真剣に考えだす
4/19
Qの1次面接。そこそこ喋れた。ポケモンサークルのことを主に喋った。
4/20
健康診断が最終日だったので慌てて受けた。ダイハツのSPIをギリギリ受けた。
ワンポイントアドバイス
企業に健康診断の結果を送らないといけないため、健康診断は必須。自分で受けると1万円ほどかかるみたいなので学校の健康診断を受けよう!
4/21
abemaTVの有料会員になる。この頃から本格的に麻雀のプロを目指すようになる。
4/22~30
何もしない
暗黒期に突入してしまった4月。血便が3週間出続け、心身ともに衰弱していた。何もしないことを選択することで、体は回復へと向かう。
5月のスケジュール
5/3
後輩と白ビールを飲みに行くが、自分ごときが酒を飲んではいけない人間だと内心思いながら完全に楽しみきれずに酔い狂う。精神は暗いままだった。
5/8
留年も視野に入れていたが、一念発起して今年度初の登校を果たす。
5/13
後輩と焼肉を食べに行き元気を貰う。就活を頑張ると決意する
5/14
この世の中にはもう居られないと思い、VRゴーグルを買いに行く。見つからなかったのでamazonで注文した。このままではやばいと思い、UHA味覚糖ら3社にエントリーしようとしたが、だいたい募集締め切りが過ぎていた。
5/17
VRの世界から抜け出せなくなる。気が付いたらシングルレートが瞬間1位になっており、ポケモンマスターを目指す。大学に行ったら出席リストから自分の名前が消されていた。
5/24
Qの2次面接。そこそこ喋れた。ポケモンサークルのことを主に喋った。
5/25
2次面接が受かり、最終面接が決まる。落ちたらこの世を呪う存在になる予定を立てた。
5/30
最終面接。だいぶ喋れた。ポケモンサークルのことを主に喋った。集団面接だったので、面接が始まる前にとりあえず待合室で大あくびして余裕顔して周りを威圧してみた。効果はあったと思う。
5/31
受かる。落ちたと思わせてくるような口ぶりで電話を掛けてこられて焦る。寝まくった。
ともあれ内定を貰えて良かった。落ちていたら本当に人生が終わっていたと思う。
6月のスケジュール
6/1
トヨタとダイハツの1次試験に落ちる。ダイハツの方は自信があったが、座談会に参加しないと絶対に落ちるみたいだった。メールをよく読んでおけば良かった。
持ち駒が完全になくなったため、就活を終える。
ちなみにだが、Qは大企業ではない。吉野家やドンキホーテのような、誰でも名前は知っているが企業ランクとしては微妙な企業である(吉野家すまん)
【面接で話したこと】
大体ポケモンサークルの話をした。まず、「ポケモンってご存知ですか?」と尋ねて「それくらい知ってるよ笑」「ですよね笑 失礼しました笑」みたいな会話を繰り広げてから始めた。所謂アイスブレイクというやつだ。ポケモンサークルはマイナスイメージという先入観があるだろうが、実はそうでもない。
要は自分がどのような考えを持ってどう取り組んだかを話せば良いだけのことなのだから。
私は部が発足して3年目のポケモンサークルの代表になった。当時の課題として、部員が少ない・サークルとしての知名度が低いことが挙げられた。そこで私は新たに勧誘ブログを作成し、ビラ配りを始め、入部説明会を行った。すると見事に昨年比2倍の部員が入部した。それから5月には新歓や部内戦を行い部の結束を強め、6月には九州ポケサー交流会を主催して九州全土に名を轟かせた。また、8月にはオフ会を開き、全国から参加者が訪れる人気オフにした。11月にはポケサー初の試みである学園祭での株式会社ポケモンとのコラボをして全国的に有名にした。みたいなことを話した。
よく言われていることだが、0を1にして話をするのではなく、1を100にするのが大事。上に書いたことは大体は真実だが、所々盛っている。
代表になる→有名にしたい→活動を頑張る→上手くいったみたいな起承転結を軸に話していけば何とかなると思う。話が長くなり過ぎないよう注意も必要。
【感想】
企業に落とされると腹が立つ。もう二度とタカラのおもちゃは買わないし、JTBで旅行には行かないし、損保の保険に入らないし、トヨタとダイハツの車に乗らずにISUZUのトラックを運転するつもりだ。
就活は精神が歪む。私は弱く、大体の就活生のフォロワーをミュートにしていた。内定が決まった旨のツイートを見たくなかったからだ。私が内定を貰ったツイートをした時にまだ内定を貰っていない友人が「おめでとう!」とリプライを送ってきて泣きそうになった。周りからも逃げた自分は本当に弱いなと思った。
他の人に比べて努力はできてないと思うが、もう2度と就活を味わいたくないと思えるほどには心身共に疲弊した。ストレスで飲み会に行きまくってお金もかなりなくなった。「ああしてれば良かった」という後悔が山ほどある。このブログを書いていて自身の怠惰さに腹を立てることも少なくはなかった。ただ、殆ど単身で就活に取り組んで一切弱音を吐かなかった事だけは自分を褒めたい。本当に無事終わって良かった。これを読んでいる後輩たちはこうならないようにしっかりと企業を研究して、無理のない範囲でそこそこの数エントリーして欲しい。何かあれば微力ながら手伝うので、気軽に相談してほしい。
【さいごに】
何度も書くけど本当にきつかった。ここまで来れたのは周りの皆のおかげだと本当に思ってます。先輩方、後輩たち、友人たち、フォロワーの皆さん本当にありがとうございました。感謝してもしきれません。
久しぶりに長々と書きました。ここまで読んでいただきありがとうございました!