戦闘民族の獄

きゅーぽけ所属 モンローです

耳寄りな情報

 『師走』という言葉があるように1年の中で12月が最も忙しい時期とされているが、我々は坊主ではなく学生だ。自身の学生生活を振り返ってみると、年が明けてからの方がやたらと忙しかったように思える。センター試験が終わり、現下のTwitterのタイムラインでは卒業論文や期末試験に苦しむ者らのツイートでびっしりと埋め尽くされている。それらが終われば直ぐに就職活動に挑む者たちの愚痴などを目にする機会が増えるのだろう。

 

 

 先日のことであるが、私は苦心しながらも無事卒業論文を提出した。就職先も決まっており、残り2カ月ばかりの僅かな学生期間を残すのみとなった。社会に出てからはあまり纏まった自由な時間が取れないだろう。そう考え、日々全力で友人や先輩・後輩たちと遊びに遊んでおり、非常に満たされた生活を送っている。

 

 

 一昨日サークルの先輩が主催しているボードゲームオフに遊びに行った。そこで私の就職&卒業祝いということで、1人の先輩(本人の希望で名前は記さないでおく)に昼飯をご馳走になった。落ち着いた雰囲気の郷愁に駆られる店で、先輩2人と同期を交えた4人で妙味に富んだ食事を楽しんだ。

 

 

 それだけで最早十分すぎるほどに幸福であったのだが、嬉しいことにプレゼントまで貰ってしまったのだ。本題に入る前に随分と遠回りをしたが、今回はそのプレゼントのレビュー記事である。

 

 

 さて、そのプレゼントとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『ののじ耳かき』である!!!

 

・自分で買うには高いが贈り物としては適度な値段

・就職に伴う引っ越し時に邪魔にならない

・私が持っていなさそう

・日常的に使える

 

 

 これらの条件を満たしたのがこの耳かきだそうだ。amazon価格は1,600円であり、確かに自分のためには買いづらい額である。使用感が良ければ自分でも使いたいし周りに布教していきたいという贈り主たっての希望で、この耳かきをレビューする運びとなったのだ。

 

 

 さて、ここで読者諸君が懸念していることは手に取るように分かる。だが安心してほしい。『九大の真実の口』の異名を持つこの私、たとえ先輩からの贈り物であろうとも決して嘘はつかない。遠慮なくどんな物であろうと正直に品評することをここに固く誓う。

 

 

 古くはダレイオス1世が置いた『王の耳』、最近では「壁に耳あり障子に目あり」と言われているように、人類の耳の歴史は長く、今やどこにでも耳が存在する時代である。1億総耳社会のこの平成ももうすぐ終焉を迎えようとしている。運が良いことに、丁度私にも2つばかり耳がある。このレビューを書き上げることで笑顔で新時代を迎えたいものだ。

 

 

 話は逸れたがこれを贈られた時、私は天にも昇る心地だった。私は暇さえあれば耳を弄っており、自身だけでは飽き足らずyoutubeで他人の耳かき動画を観漁っている生粋の耳かき超人なのだ。センター試験前日に耳鼻科に行って「リスニング対策で耳垢を除去してほしい」と言ったら「20数年間働いているけどそんな事言ってきたのは君が初めてだよ」と医者に驚かれたという逸話も持つほどであり、そんな私にドンピシャな贈り物であった。

 

 

 私が今まで使用していたのは一般的な竹製のスプーン型の物と、金属製のスクリュー型の2種類だ。どちらも100円ショップで買った安物であり、力任せに汚れを取り除く『漢の耳掃除』のせいで時々出血するのが悩みではあった。

 

 

 今回使用する『ののじ耳かき』は所謂ワイヤー型と呼ばれており、弱い刺激で耳垢を取り除くのがアピールポイントである。日本製であるためどことなく安心感がある。早速使用してみることにする。

 

 

 私は特に気にならなかったが材質がステンレスと真鍮なため、普段竹製の耳かきを使用している人にとってはもしかしたら少しばかり重く感じるかもしれない。

    力任せに使用すると繊細なワイヤーが歪んでしまうため、優しくゆっくりと耳の奥へと這わせていく。豊かな曲線を描く大中小の三重のワイヤーが程良く肌に沈み込み、カサカサと小気味良い音を立てて耳垢を剥がすようにしてかき出す。想像していたよりもはっきりと耳垢が取れていた。

    しかしながら、ワイヤーに付着した耳垢を取り除くのが中々に面倒であり、これからずっと寄り添っていくことへの一抹の不安を覚えた。元々私は強めに耳をかくことが好きなので、あくまでこの『ののじ耳かき』は『漢の耳掃除』後の仕上げとして使用するに留めておこうと思った。

 

 ただ、皮膚が弱く耳が傷つきやすい人や、耳の穴が小さい人には強く勧められる商品であることは間違いない。ワイヤーを自分の耳に合った形に曲げて使用することもできるため、使い勝手は良いと思う。

 

 

 

評価 

値段 ★★☆☆☆

重量 ★★☆☆☆

質感 ★★★★☆

性能 ★★★★☆

総評 ★★★☆☆

 

 

結論

 1,600円あればゴールデンカムイが3冊買える!