いつものようにポケモンをやっていたある日のこと。
21時30分くらいに突如インターホンが鳴った。
とりあえず応じてみた
「はい」
「NHKです」
ここで危険を察知したが、良心が咎めてしまい
「テレビ使ってないです」と言ってしまった。
この時点でこちらの負け。テレビがあるだけで受信料を払う義務があると言われ、契約をさせられてしまった。ちなみに私がレートに潜っている時にNHKが来たため、相手の死角に3dsを置いて対戦していた。片手間に威張っていたら切断された。
職員が帰った後、「NHKの受信料を払うことで社会人の仲間入りだ!」と考えて自分を正当化してみたりしたが、時が経過するにつれて苛立ちが増した。
ある日、自宅のテレビが偶然にも故障した。非常に残念であった。丁度外を廃品回収業者がトラックで走っていたため、回収してもらった。
というわけでテレビが無くなった。さあ、解約だ!!
早速NHKのホームページに書いてあったお客様センターに電話した。
20秒ごとに10円かかる。録音させてもらう。それでも良いなら電話を続けろみたいな内容を最初に自動音声で吐かれた。やましいことは無いので、続けた。
しかし、何度電話をかけても繋がらない。色々と調べた結果 0120151515が繋がり易いとのことだったので掛けてみた。3回連続で掛け、1分間コールし続けたらようやく繋がった。
故障して回収されたと伝えたところ、後日担当者から正式に電話をするのでそこでもう一度今の内容を話せとのことだった。
翌日になり、担当者から電話が掛かってきた。再びテレビが壊れ、回収してもらったことを告げた。
・他にNHKを受信できるものは持っていないか
・テレビを回収したことを証明できるものはないか
・業者は自分から呼んだのか
の3つを質問された。
持っておらず、業者が偶然町を走っていた時に回収してもらったため証明できるものもないと説明した。
意外にもこれがすんなりと通り、後日解約手続きの書類を送るとのこと。
NHKからハガキが届いた。
内容を纏めると、「あなたの言い分は不十分であるからもう一度しっかりとこのハガキに理由を書いて説明せよ」とのこと。
これには流石の俺もブチ切れ。「なぜ電話で認められたのにこんな面倒なことをしなくてはならんのだ」グルグルと悪知恵を巡らせた。
脳内に一筋の光明が射した。
「電話ではNHKの職員に解約を認めてもらった。しかもお前その通話録音してるだろ」
そう、こちらの心を揺さぶる脅し文句である録音が逆に相手の首を絞めたのである。
このことをハガキに書いて送り付けてやった。
通帳を見ると、NHKから返金されていた。
職員が家まで来て確認してくるといったようなことは一切無かった。
完全勝利だ!!!!!!!!!!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
偶然テレビが壊れなければ、ずっと料金を支払う羽目になっていた。
故障万歳!!
追記
友人のエピソードだが、NHKですと言われたのでインターホン越しに「今行きま~~す」と応答して、そこから二度と外に出なかったそう。こういった精神の強さが大事。