戦闘民族の獄

きゅーぽけ所属 モンローです

ぼくのてんしょくにっき

こんにちは。毎度おなじみ鈴木です。

前回のブログから期間が空いてしまいすみません。

今回は私の転職活動について書いていきたいと思います。しばらく前職の悪口が続きます。

 

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スペック

九州大学文系学部卒。卒業後コンビニ会社に入社。

資格は運転免許と、呪術回線で例えると伏黒恵のような英検のみ。

背景

前職のコンビニ会社に就職した瞬間から金・時間・人間関係を理由に既に転職をしたかったが、特段有用な資格も経験も持ち合わせていないため、徒に時間だけが過ぎていた。

高校や大学時代の友人と顔を合わせると決まって仕事の話になるが、皆一様に私よりも年収が高くいつも肩身の狭い思いをしていた。

日に日に自分の頭が悪くなっていくのが分かった。焦りを感じていたが、何故か行動はしていなかった。

30歳までには転職をしたかった。そのために税理士、公認会計士中小企業診断士の勉強に手を付けてみたがどれも1週間ともたなかった。自分の就活の軸は"金"であると気づいた。

ことの起こり

今年の2月に会社で節分の恵方巻の売り込みがあった。エリアマネージャーの私は当然恵方巻の販促をしなければならないのだが、全くやる気が起こらなかった。

理由として、お歳暮やお中元、うなぎなどの歳時物を売り込む際にはノルマ達成のために我々社員が率先して購入する必要があった。所謂"自爆"と呼ばれるものだ。とある先輩は恵方巻を5万円分購入し、食べきれなかった分は捨てていた。またとある先輩はお歳暮を10万円分購入し、高い評価を得ていた。

金を稼ぐために仕事をしているのに、金を使うことが正義である業界に気持ち悪さを覚えて転職を強く考えた。

 

節分当日に私は担当店舗を2、3店舗巡回し、定時で帰宅したのだが、それがまずかった。どうやら担当店を全て巡回し、余っている恵方巻を買って回るのが通例らしく、私は上司から叱責を受けた。

頭に血が上り、その日のうちに転職サイトに登録をした。

今振り返るとただ上司に叱られただけで大したことではないのだが、こういった何かしらのきっかけが人生を変えるのだと思った。

転職活動

面談

大手転職サイトの"リクルート"に登録した。理由は大手だから。

以前にも登録したことはあったが、あまりにも面談メールが届くのが鬱陶しかったため無視をしていたら、いつの間にかメールが届かなくなっていた(じゃあ何故登録をしたか)

 

今回は怒りのエネルギーに突き動かされ、その日のうちに履歴書・職務経歴書を完成させ、リクルーター面談の予約をした。履歴書・職務経歴書に関しては"リクナビ"アプリにテンプレが載っていたため物凄く参考にした。

担当のリクルーターが付くらしく、電話で面談の日程調整をした。

 

面談当日になり、面倒なためサボろうかと考えたが、リクルーターとの約束を果たすべくとして面談に臨むことにした。

 

軽い挨拶を交わし、希望する業界の話になった。

学生時代から変わっていなかったのだが、私はどんな仕事をしたいかが全く固まっていなかった。私はそこで敢えてやりたくないことを列挙してみた。

1.転勤は嫌だ

2.給料は今より10万高く

3.営業はしたくない

4.残業をしたくない

5.休日出勤をしたくない

6.会社に行きたくない(テレワークをしたい)

7.経験者のみ採用は無理

 

流石に怒られるかと思ったが、「コンサルティング会社が向いていると思うので、今日中に希望に沿った会社を20~40社ほど探してメールします!」と言われたまげた。「30歳を超えると経験が評価対象になるが、20代半ばだと経験と能力が半々で評価されるため、まだどんな会社でもチャンスはある」と熱い言葉を受け、やる気は最高潮に達した。

その夜、25社ほどの会社情報がメールで届いた。多すぎたためひとつも読まなかった。

面談後

気に入った会社に履歴書・職務経歴書を送付しエントリーしなければならないが、当然のごとくやっていなかった。

リクルーター曰く「20社ほど同時期にエントリーすることでスケジュール感が丁度よくなり効率が良い」とのことだった。私は面談時にいついつまでにエントリーすると約束していた。リクルーターは私のADHDを見抜いており、信じられないほどリマインドメールを送ってきた。

エントリーするのを先延ばしにしようかと迷ったが、として期日ギリギリで給料の高そうな会社13社にエントリーをした。

エントリー後①

エントリー後1週間ほどで次のステップに進めた会社、落ちた会社、Web説明会を受けさせてくる会社など色々あった。

1番むかついたのは、Web説明会を2回受けまあまあ行きたくなっていた会社が急に「既定の人数中途採用したため採用活動を終了する」と言ってきたことだ。仕事の合間を縫って時間を捻出していたため、より一層腹立たしかった。よく考えたら残業もめっちゃありそうな会社だったし、社員も仕事が好きそうで気持ち悪かった。死ね。

 

13社エントリーし、6社次のステップに進むこととなった。外資系の企業から「You didn't~」から始まるメールが届き、すぐにお祈りメールだと気づきテンションが下がった。ちなみに次のステップはWeb面接やSPIを受ける。

 

最初のWeb面接当日、話すことを何も考えていなかったので涙の面接前辞退をした。残り5社。

 

休日を利用し、SPIを受講した。自宅で受けられるもの、テストセンターで受けるものがあった。SPIはそこまで難しくなかった。お世話になっている"リクルート"も志望したが、テストがSPI3というものであり、難しすぎて落ちた。ドラゴンボールで例えるとスーパーサイヤ人3である。残り4社。

 

残り4社の中で最も給与が高い会社(A社)とカスみたいな給与の会社の面接がバッティングしてしまった。仕事をしている傍ら日程調整も難しかったため勇退(コムドット)残り3社。

エントリー後②

A社の面接開始10分前。TeamsでWeb面接があり、個人PCの調子が悪く会社のPCで受けようと思った私は慌ててアプリをインストールした。しかし、セキュリティソフトの関係でインストールできなかった。残り5分。

慌ててipadでアプリをインストールしようとしたがiosをアップデートしておらず駄目。残り3分。

最終手段としてiPhoneにインストール。30秒遅れて入室した。向こうがまだ入室していなかったためセーフ。むしろ向こうが遅刻していることが問題である。

 

恐らく東大を出ているクールな青年が面接官だった。リクルーターから事前に「ここは面接中に厳しいフィードバックをされるからめげるな!」と伝えられていたため恐る恐る面接を受けた。

面接では志望動機や今まで会社でしてきたことを質問された。会社で結果を出したことを尋ねられた際に、「店舗の前の道路の通行人のデータを分析し、比較的老人が多いことが分かった。老人は身長が低いのでより多くの商品が目に留まるよう、商品棚の位置を下げた結果、売上が前年比107%になった。そこでエリアの老人多めの複数店舗にて同様の取り組みを行ったところ、やはり売上が向上し、利益の追求に成功した」などと渾身の適当なことを言った。

「何店舗でどのくらいのスピード感で取り組んだか具体性がない。それは鈴木さんでないとできないことなのか」など、厳しい追及を受けしどろもどろになった。しばらくして急にiPhoneの電源が切れた。

起動していたiPadiPhoneを立てかけていたため、高熱になってしまったのだ。水で濡らしたり保冷剤を押し当てること5分。電源が入った。

面接官からの鬼の着信が入っていた。慌てて事の次第を説明したところ「これから色々面接を受けるだろうが、次からは気を付けてください」と静かに叱られた。嫌な奴だった。

当然落ちた。残り2社。

エントリー後③

残り2社(B社C社)となったが、焦りはなかった。前回の失敗した面接の反省点を活かせばなんとかなると思っていたからだ。残りは全てコンサルティング会社である。どちらも2次面接を突破すれば晴れて内定である。

B社は忙しいがとにかく実力が付く会社である。

C社は残業が少なく働きやすい会社である。

 

B社を受けた。対面の面接だった。ダッシュでギリギリに到着し、会社の扉をノックしまくり面接官を呼び出した。

1次面接の相手は役員のおじさん1人だった。1対1で会社の説明を受け、簡単な数学のテストを受けた後に志望動機を訊かれた。少しコンビニ業界に似た体育会系な側面を感じ不安になった。A社の経験を活かし1次面接合格。

リクルーターの前情報で簡単なテストがあることは知っていたため平常心で受けることができた。

 

C社を受けた。Web面接だった。1次面接にはいきなり社長がきて焦った。

A社B社と同じような面接であったため、これまた難なく合格。社長の人柄が良く、非体育会系な会社であることも知れて好印象だった。

リクルーターから事前に、面接後に企業に送るアンケートに力を入れると合格率が上がる。ということを聞いていたたため抜かりなく書き込んだ。

最終面接

気合を入れて髪を切りに行った。「転職面接に合う髪型にしてほしい」とよく分からないオーダーをした。静かにBLEACHを読んでいると美容師が転職についてあれこれ尋ねてきた。コンビニからコンサルティング会社にキャリアチェンジする話をしたところ「コンビニは合コン受け悪そうだから転職したほうがいっすね~」などと軽口を叩いてきた挙句、お坊ちゃまみたいな髪型にされたので口コミを星1にしておいた。

 

まずはB社を受けた。ダッシュでギリギリに到着し、会社の扉をノックしまくり面接官を呼び出した。「インターホンがあるからそちらを押してほしかった」と言われ、赤面した。

最終面接はなんと会長と社長の2人がやってきた。少々委縮した。

流石に最終面接ということもあり、めちゃめちゃにホームページを読み込んだり、業界研究をしたり対策をした。ホームページを読み込んでいると『先輩社員の1日』というページがあり、8時に出勤し20時に退勤していた。退勤後はリラックスするために英語のリスニングを勉強しながらウォーキングと書いてあり不安になった。

 

公認会計士を取得し、英語を喋れるようになってもらうことがゴール。毎日が勉強で埋め尽くされるが耐えられるか?」そのようなことを社長に訊かれ、心底嫌だったが「覚悟の上です」と真剣な眼差しを投げかけた結果、内定を得た。併願企業も最終面接フェイズであることを伝え、1週間待ってもらうことになった。

 

 

内定を得たことで心に余裕が生じたが、転職活動の癖が付き、気持ちが緩むことなく3日後のC社の最終面接に臨もうとしていた。

 

最終面接当日、車中にて面接練習をブツブツと唱えながら帰宅をしていた。練習に集中するあまりいつもと違う道を通ってしまい、面接に間に合う時間ではなくなってしまった。慌てて「パソコンのプログラム更新が急に始まったから5分待ってくれ」と連絡し、大急ぎで準備した。

 

最終面接はWebで、役員、社長、会長の恐怖の3人体制であった。

お約束の質問に答え、出題された課題を解いた。1次面接では優しかった社長が鬼詰めしてきて恐ろしかった。体感合格率は20%ほどだった。

最後に会長から「地元は好きか?大学では何を勉強したか?」などの拍子抜けする質問が飛んできたため笑ってしまった。

結果は3週間後に出す方針らしく、B社に行きたくなかった私は「3日以内に結果をお願いします」と無理を言った。

 

なんと最終面接3日後に内定通知が届いた。正直落ちたと思っていたため心の底から嬉しかった。

B社には辞退の連絡をし、C社に決めた。

内定受諾後

会社篇

C社から内定を貰ったその日に上司に電話をした。直接会って話をしたい旨を伝えると「まさか辞めるとか?」と冗談めかしていたため「そのまさかです。1か月後に辞めます」と伝えた。入社して1番楽しい瞬間だった。

退職するにあたり、肩身が狭くなることはなかった。むしろ責任から逃れることができ、清々しい気分であった。退職する旨を色々な人に伝えるのは面白かった。思わずニヤニヤしてしまっていった。

最終日に所属する営業所で送別会を開いてくれ、その場で上司に「今だから言うが、お前のことを1か月無視しててごめん」と言われた。今だからこそ言うなよという話だが「多分3か月は無視されてましたよ」と静かに返した。もはや辞めるとなると色々とどうでもよくなる。

 

しかしながら、会社からのアンケートに、自分の知っている限りの憎い奴らの悪事を書き連ねて提出した。死ね。

会社の同僚やお世話になった方に挨拶をし、無事内定通知が出た1か月後に辞めることができた。

オファー面談

C社の社長とオファー面談を行った。どういうものかというと、給与などの条件を話し合うというものだ。前職の給与を考慮し、これからの基本給を決めた。

前職では家賃補助があったことを伝えると、3万円基本給が上がったりした。

諸々込みで前職より10万円ほど基本給が上がった。前が低すぎたのだ。結局B社に提示された基本給と同額になったのであらためて良かったと感じた。

同時に私を除く2名を採用したらしく、京大卒の人と中央大学飛び級した人だと説明を受け戦慄した。

ちなみに私のSPIの結果が上位2%だったこともあり、予定より早く内定を出してくれたそうだ。ありがたい。

まとめ

ステマのようになってしまったが、"リクルート"を使用して本当に良かった。前職から給与が上がるに伴いリクルーターの報酬も上がる仕組みらしく、それを差し引いても優秀な熱意のある人間が担当となってくれてありがたかった。ちなみに、最初のWeb面談以降のやりとりは全てメールである。

 

今の会社は残業も少なく、休日出勤もない。おまけに人間関係も良くテレワークがメインである。当然転勤もない。文句の付け所が一つとしてない。

 

これだけ長たらしく書いたが、転職活動は実に1か月半ほどで終わった。仕事をしながらだったため時間の制約はあったが、次々にテンポよくステップが進むのが面白く、苦にはならなかった。13社受けて内定は2つ。打率としては良くないが、まあこんなもんだと思う。

それから

よく調べず会社に近い沿線上に引っ越したところ、スラム街のようなところで暮らす羽目になった。引っ越しの段ボールが1箱届いていなかった(荷下ろし中に盗まれた?)

街は常に臭い。ゲロが落ちていて目を背けると、その先にネズミがいた。また歩いていると鶏の脚が落ちていた。すぐにでも引っ越したい。

 

 

 

なんかエロくない?